スリットオンチューン
ブレーキローターに溝(スリット)を入れることで簡単にブレーキチューンが出来ます。
ブレーキ性能が向上し、ドレスアップにもなります。
制動力の向上
ノーマルローターに比べて5%から15%の性能が上がります。
ブレーキタッチの向上
ブレーキペダルを踏み込んだ感触(フィーリング)が良くなります。
ブレーキ鳴きの抑制
パッドの材質によるブレーキ鳴き(高性能パッドに多い)が抑制されます。
フェード現象の抑制
ローターの温度上昇が抑制されるのでフェードが発生しにくくなります。
ジャダーの解消
スリット加工の前にローター研磨するのでジャダーが無くなります。
スポーツカーや社外パーツでも採用されるスリット(溝)付きブレーキローター
見た目がスポーティなだけでなく、この溝が摩擦係数を高めるなどブレーキ性能をアップさせる。
ブレーキは、パッドとローターの摩擦によって運動エネルギー(クルマが走っていること)を熱エネルギーに変換して大気解放することで、スピードを落として停車することができるわけだ。
ところが、ブレーキングで発生するダストやローター表面のガス膜が制動力を低下させてしまう。これを排除するのがブレーキローターのスリット(溝)だ。
しかも、このスリットがブレーキパッドの表面で熱で変質した部分を削る(シェイプ)ことで、フレッシュなパッドを露出させ制動力の安定化も図っている
スリットローターは、摩擦係数が高いため、確かにパッドの摩耗は早くなる。
しかし、それには代えられない安定した制動力を実現することで安全性を高められる。
スリットローターは、スポーティなルックスを楽しめるだけではなく、実力を伴ったチューニングアイテムと言えるだろう。
Effect ローター研磨・スリット加工の効果
※スリット加工済はローター研磨後のスリットを入れたもの
ローターの状況 | 新品 | 現状 | 研磨加工済 | スリット加工済 |
---|---|---|---|---|
効きレベル | 4 | 3 | 4 | 5 |
効き安定性 | 4 | 2 | 4 | 4 |
ブレーキ鳴き | 4 | 2 | 4 | 3 |
ローター耐久性 | 4 | 3 | 3 | 3 |
- 4
- 新品と同様
- 3
- 新品より劣るが使用上差し支えない
- 2
- 使用上特別な点検が必要
- 1
- 使用上問題があり整備が必要